ボストン日本最終公演は、ワールドツアーの最終公演でもある。
しかも、私の誕生日。
ボストンからの最高の誕生日プレゼントとなった。
さらにTシャツとステッカーを1枚買い、外の非公式グッズでもキーホルダーやファイルケースなどを買い込んでしまった。
いくらなんでも買い過ぎだろう…
10月9日:日本武道館
席はアリーナBブロック。
ガッカリだった2日のAブロックからそのまま10列ほど下がったところだったが、これが良かった。
スタート!
うん。音のバランスも良く、2日と違ってギターもボーカルも良く聞こえる。
しかも、オーディエンスのノリが良い。
みんな最終公演ということで気合が入っているんだなあ。
今回、2007年に急逝したオリジナルボーカルのブラッド・デルプ(Bradley E. Delp)にどこまで迫れるかという心配もあったが、トミー・デカーロ(Tommy Decarlo)の声は素晴らしかった。初来日のときは、ブラッド・デルプですら「More Than A Feeling」のギターソロ前の最高音のところは辛そうだったので、音域的にも声質も満足いくものだった。
そしてゲストボーカリストのシボーン・マグナス(Siobhan Magnus)の迫力もコンサートの後半を盛り上げるのに十分だった。派手なアクションと躍動感、そして伸びのある圧倒的な高音は、オーディエンスをグイグイ引き込んでいった。
ベースのトレイシー・フェリー(Tracy Ferrie)、ドラムのジェフ・ニール(Jeff Neal)のリズム隊も、初来日のフラン・シーハン:Bass、シブ・ハッシャン:Drumsを彷彿とさせるものだった。
最終公演は、思い入れが強すぎたせいか、号泣ということはなかったものの、「More Than A Feeling」ぐらいまではタラタラと涙が頬を伝っていた。
日本最終公演は、ワールドツアー最終公演でもあった。
トムは脚が悪いようで、歳も67歳ということもあり、もう日本に来ることは無いかもしれない。
それでも、一生観ることができないと諦めていた一番好きなバンドのライブ・コンサートを観ることができた、というだけでも大きな贈り物をもらったと思う。
しばらくは抜け殻のようになってしまうかもしれないけれど、今後もこの来日公演を思い出していくんだろうな。
ボストン、トム・ショルツ、ありがとう!
最後に、デビュー当時の「Don't Look Back」