買えなかった・・・涙、涙、涙
正確に言うと、午前9時半に近所のSoftbankショップに行ったところ、すでに20人ほど並んでいた。
炎天下の中、10時を過ぎてショップがオープンし、店長が出てきたところで客の問い合わせ責めに合い、整理券を配ることになった。
その時、その店の入荷数は14台。16GBが8台と8GBが6台。
そして無惨にもお目当ての16GBモデルは先頭の8人で終わってしまったのだ。
どっと疲れて事務所に向かう途中、有楽町のビックカメラ本店の前では、大々的なオープニングセレモニーが行われていた。時刻は11時30分ぐらい。
列はビックカメラのビルをほぼ一周するくらいに伸びていた。昨夜から待っていれば確実に第一グループで買えたな(涙)。
興味の無い人は、なんでそんなにフィーバー(死語)するかわからないでしょうね。
私だって、もともと「iPhoneではなくてiPod Touch+イー・モバイルがいい」と言っていたくらいだし。
でも、MacBookAirを使っているうちに、「完全同期ができるモバイルツールが欲しい」と思うようになった。
ただ、別に初日に買うつもりは無かった。
でも、今日を逃したらいつになるかわならないと思うと、つい欲しくなってしまうんですよ。
予約を受け付けなかったソフトバンクとアップルの戦略は確かに上手い。予約を受けてしまったら、こんなにメディアは乗ってこなかったでしょう。
iPhoneが発売される直前、報道や専門雑誌の中には「日本ではそれほど売れないのでは」という見方もあった。
ワンセグやおサイフケータイ機能などがないと言う理由だ。
そして、携帯開発サイドから言うと、「タッチスクリーンは日本のユーザーに馴染まない」という先入観もあったはずだ。
しかし、そんなのは全く関係ない。
ワンセグやおサイフケータイが必要な人は、新規で購入するまで。しかも、それらの機能は携帯電話にとって必須ではなく、付加機能だ。それだけの魅力がiPhoneにはあるわけで、ここを見誤ると今後の携帯電話開発そのものが失敗する。
たとえば、タッチスクリーンや加速度センサーなどを組み込んだ携帯がすでに出てきているけど、それはそれでトレンドになるものの、iPhoneほどは売れない。
iPhoneはAppleの思想をそのまま昇華させたモバイルツールだ。
だから、そのユーザーインターフェースはMacに繋がる。
おそらくウェブブラウザ(Safari)のフォントはヒラギノでしょう(←推測で書くのが悲しい)。
ということは文字の表示がWindowsに比べて格段に美しいはず。
さらに、今日から始まる予定だった(今はトラブルみたいだけど)MobileMeサービスを通じてWindowsマシンとの同期も取れるものの、iTunesやMobileMeは当然Macの方が使いやすい。POPメールやウェブブラウザ機能を使うユーザーであれば、確実にMacが欲しくなるはずだ。
したがって、iPhoneが売れれば売れるほど、Macの売り上げも伸びるはず。だから、Appleは、iPhoneで無理に儲ける必要はない。
そうなると、携帯電話単体の高機能化を中心に開発してきた他社は、Windows主体の方針も含めて変更の検討が必要とされる。
このことは、日本独自の携帯電話会社主導の開発・販売体制にも風穴を開けることになるので、実はiPhoneの登場は、買わない人にとっても近い将来大きな影響を及ぼす可能性を秘めているのだ。
それはそうと・・・いつ買えるのかなぁ・・・しょんぼり