都心は、雪がちょっと降るとすぐに麻痺する。でも、たまにしか起きないから特に対策は立てない。「そういえば、前回は帰宅ラッシュがすごかったから、今回は早めに帰ろうか。遅い方が空くかな?やっぱり早いほうが良いかな?」と思っても、「定時」という概念に縛られていると、早いといっても夕方だ。朝の6時ぐらいに出てきて、昼過ぎにさっと帰っちゃうとか、そもそも家から出ないとか、そんなことができる人はほんの一部なので、結局夕方は帰宅ラッシュで駅にも入れない状態となる。
一番贅沢なのはなんだろう?雪が降って交通機関が麻痺することがわかった段階で、会社近くのホテルを予約し、ちょっと早めに仕事を切り上げて、近くの行きつけの呑み屋に飲みに行く。そこでしこたま酔っ払って、ホテルに入ってグースカ寝る。こんなところでしょうかね。
カードのウェブサービスを申し込むための恐ろしくアナログなやりとり
キャッシュレス生活を宣言してから、いろいろとカードまわりを見直しております。法人契約のDCカードは、いつも送られてくる紙の明細票をチェックしていたけど、ウェブサービスがあるではないか。
ログインを求められるので、新規登録をしようと何度かクリックして進むと、やっとID登録のフォームが登場する。
カード情報と口座情報を入れて、さあこれでID登録ができたと思って次に進むと、なんと
これを印刷して必要事項を記入し、郵送してください
という画面が表示される。手書きで書くのは名前や契約している会社名くらいだ。つまりカードや口座情報はウェブで入力できるのに、郵送のやり取りを行う必要があるんだろう。この紙ペラを送ると、Web会員のカードが送られてくるらしい。
はあ?なぜ郵送でのやり取りが必要になるんだ?しかも、またカードが増えるの?
この操作を行うのは、すでに三菱東京UFJ銀行に口座がある法人。であれば、その申し込みが当該法人であることを確認できれば良いんじゃないの?なんで郵送のやり取りをしなければならないのか。
仮に、悪人BがAのカードと口座情報や住所を知っていて成りすますとすると何が問題か。ウェブ上からDCカードWebサービスに登録できたら、カード明細を見たり、リボ払いの額を変えたりすることは可能だ。でも、キャッシングは金融機関かATMにカードを持っていかなければならないので無理。仮に何か出来たとしても、毎月明細が本人に送られていくので、チェックされたらわかってしまう。
こうなったら、さらに悪いことを考えてみる。
Webサービスでは、カードローンの申込みができる。住所変更やメールアドレスの変更もできるので、まず最初に設定されているAの住所とメールアドレスを悪人Bに変更する。次にカードローンの申し込みを行えば、ローンを組むことはできそうだ。
しかし、これはすべてのカードと口座情報を悪人Bが持っているのが前提。そうであれば、Webサービスを申し込んだ時点で、DCカードに登録されている住所とメールアドレスに案内を送るのでは駄目なのか。
この悪事が発覚しないケースとしては、登録住所とメールアドレスに送った案内を見落とす場合だろうけど、この郵送でのやりとりは、0.001%ぐらいの「もしも」のときにカード会社が責任を負わないというメリットぐらいなのかな。このための手間や機会損失を考えれば、とても利用者にメリットが有るとは思えない。そもそも、すべてのカード情報を握っている時点で金を引き出すことは可能だし。
あ、もしかしたら、Webサービス会員を増やしたくないのかも。簡単にポイントを使ってほしくないとか。ちなみに、ポイントを見たら、バルミューダの『ザ・レンジ』とか、ダイソンの掃除機を交換できるくらいありました。
そして笑ってしまったのは、印刷した書類の送り先。
東京都文京区本郷3-23-15 第2ビル5階
三菱UFJニコス株式会社
東京事務センター営業支援チーム
DC法人Webサービス登録担当
なんだこれ?書くのが恐ろしく面倒。
「東京事務センター営業支援チーム」っていらないんじゃない?
確実に届くようにしているんだろうけど、こんなところからも鈍臭さが漂ってくる。
業者からの請求にも間違いはある
これはキャッシュレスとは関係ないけど、そんな登録云々でイライラしていたとき、あるモバイルルーターの業者から「ご利用ありがとうございました」というメールが届いているのに気がついた。
それは昨年の兵庫知事選で2ヶ月間だけ借りたルーターの業者。
お世話になっております。
この度はレンタルWiFi端末をご利用いただき、誠にありがとうございました。お送りしました書面にも記載の通り、延長注文なくご返却に遅延が発生した場合、
1日あたり1000円の遅延損害金が別途発生致します。
明日18:00までに延滞日数分の延長注文をいただければ、通常の延長プランを適用させていただきます。延長注文がない場合には、ご請求金額へ遅延損害金を加算した金額にてご請求させていただきます。
お手数ですがご確認のほど宜しくお願いいたします。
借りたルーターが数日間延長となったから延長料金を払えということらしいので、「ルーターはすでに返したはずですし、このメールは1年前のものです」と返信したところ、
ご返信をくださりありがとうございます。
分かりやすいご案内が出来ておらず申し訳ございません。
受注番号:*********************のお申込みに関しまして、
返却予定日が<<2017/07/11>>となっておりましたが、
実際のご返却日が<<2017/07/17>>となっておりましたので<<6日間>>の延滞状態となっております。お送りしました書面にも記載の通り、延長注文なくご返却に遅延が発生した場合、
1日あたり1000円の遅延損害金が別途発生いたします。本日1/23の18:00までに延滞日数分の延長注文をいただければ、通常の延長プランを適用させていただきますが、
延長注文がない場合には、ご請求金額へ遅延損害金を加算した金額にてご請求させていただきます。
どうも6日間の延長代を払えと言ってきているようだ。
何か変なので、その頃のメールを見直したら、返却日をオーバーしそうだったので、延長申請をしてその料金は支払い済だった。そのメールを送ったところ、
確認させて頂きましたところ、システムエラーのためメールが送信されていたようでございます。
仰せのとおり2017/07/19に延長のご注文を頂いた確認が取れております。
弊社サービスをご利用頂いたにも関わらず、ご不快なお気持ちにさせてしまい誠に申し訳ございませんでした。
もちろん、今回延滞金等をご請求させて頂くことは一切ございませんのでご安心くださいませ。
との返信が届いた。
おそらく言っていることは本当なんでしょう。担当者は確認して青くなっているだろうから、「わかって良かったです」と返信して終わりにしたけど、そのままにしていたら6千円+税が引き落としになっていたかも。
現金でもカードでも間違いはあるし悪いやつもいる
カードの数が多くなったり、いろんな業者とやりとりすると、間違いもあるだろうし悪意のあるところに引っかかるおそれもあるでしょう。そのために総務とか経理がいるんだろうけど、個人商店とか零細中小企業のようなところは専任の担当がいなくて、やられちゃうケースがありそう。うちは厳しい会計事務所にアウトソーシングしているので心配していないけど、個人のカードは自分しかチェックできないので、忙しいときは甘かったかもしれない。
そう考えると、やはり理想は法人カードと個人のカードを1枚ずつにまとめて、ポイント関係はアプリにし、明細確認はウェブで行うということかな。
それと、カードに関する知識もある程度は必要ですね。