追記(2017.2.12):結局、Apple Watch は外してしまった。その顛末はこちら
追記(2017.11.8):その後、Apple Watchに戻りました。その顛末はこちら
また4ヶ月半もの更新ブランク。
イカンなあと思いつつ。ダメですねえ。
それでもやはりこれは抑えておかなければならないでしょう。
『 Apple Watch』
今年になって、「Apple WatchにはGPSが無いから買わない」と宣言してみたり、「GARMINのvivoactiveが出たら、それを買う!」と宣言してみたり、もうブレブレでしたよ。それを見ていた人は「何?買わないって言って買ってやんの!」とバカにしていることでしょう。
しかし、やはりApple Watchの予約が始まった日に、我慢出来ず、Apple Watch SPORTのスペースグレイ42mmのブラックスポーツバンドを予約しました。ちょっと迷っていたら、4月10日に予約したのに配達予定は6月。
ところが・・・
ランニングの知り合い(結構タッパがある男性)による「42mmモデルを買おうと思ったけど、ファッション的には38mmの方が良い」というFacebookの投稿を見て、「そうか。俺は手首が細いから、別にデカい方じゃなくても良いはずだ」と思い、ビックカメラに行って在庫のあったApple Watch SPORT 38mmのシルバーアルミニウムのブルースポーツバンドを買ってしまいました。
細かなレポートは他に山ほどあるので、自分なりの感想を簡単に。
スマートウォッチが売れない理由は、時計であること?
デザインが野暮ったいかどうかというのは置いといて、10年近く使ってきた愛器の「CITIZEN ATTESA Eco-Drive」の代わりになるかと思うと、それが一番悩んだ。
時間を見るだけだったら愛器の代わりにはなり得ない。だからこそ、AppleはApple Watchが「時計である」ことにこだわって、その上でスマートウオッチならではの機能を構築していったのだと思う。まずは「身に付けるもの」としての魅力がなければ身につける気にならない。だから他のスマートウォッチは苦戦しているのでしょう。
最初からスマホのようなガジェットを第一として開発したら、ラインナップは少なくなる。デザイン的に従来の「時計風」を意識したスマートウォッチはいろいろあるけど、それで機能がイマイチだったら腕時計の代わりにもならないし、機能も使えないものになる。ラインナップとバンドにこだわっているのは、 まずは腕時計として選んでもらおうということなのでしょう。腕時計って、一つのモデルでもたくさんのラインナップがあるもんね。バンドは結構好みが分かれる。それがメチャクチャ凝っていたらポイントは高い。私は最初についていたスポーツバンドの他に、「ミラネーゼループ」というバンドを買った。これがちょっと高いけどなかなかgood!
それでも、今は背徳感を感じながらApple Watchを腕につけております。
なぜApple Watchを腕につけるか。
それは、「便利さを知ってしまった」から。そして「身に付けるもの」としての完成度が高いから。
時計の画面で気温や次の予定がわかり、メッセージが届くと軽く腕を叩いて知らせてくれる。iPhoneを鞄にしまっていても、これから行く場所を入れておけば、トントンと腕を叩いて誘導してくれる。要はiPhoneのコントローラーということなんだけど、それが結構便利。
電池の持ちはまあまあ
普段からデスクワークが多く、その間は時計を外しておくので、Apple Watchの電池が70%を切ることがほとんど無い。巷で言われていた「毎日充電しなきゃモタないじゃん!」ということは今のところ無い。
ランニングアプリは?
いつもは「Nike+」を使っていて、それがApple Watchに対応している。
大会でいきなり使ったので、どうやったらスタートするのかわからずパニックになってしまったけど、どうやら長押しすると始まるらしいことに後で気がついた(笑)
走っている最中のペース表示なども、腕を上げると時計が表示されるので、どうしたらいいのかわからない。でも、これはやり方が分からないだけかもしれないし、今のままでも慣れれば大丈夫でしょう。
以下はApple Watchの母艦となるiPhoneアプリの話。
Apple Watch+iPhoneでハーフマラソンを走ったときのNike+の画面(iPhone)
この他にキロごとのペースもしっかり測れます。
さらに、調子に乗って「Runtastic Pro」を買ってしまった。以前無料版を使っていた頃、やたらと有料版へのお誘いが来るので、使うこと自体やめてしまったが、積極的にApple Watchに対応しようとしているので、気合を入れる意味からも(単に好奇心だけって話もあるけど)600円払って買ってみた。
こちらはスタートもわかりやすく、設定もいろいろできて表示も多く多機能なので期待できる。
お試しで皇居ランしたときのRuntasticの画面(iPhone)
気になったのは、日本語のアナウンスがいかにも合成っぽいイントネーションだったのと(Nike+の方が滑らか)、音楽はスタートと同時に鳴り始めるけど、ランニングを終えても止まらないので、アプリで止めなければならない点ぐらい。これは自分が操作方法を知らないだけかもしれないけど、それほど大きなことではないし、そのうち改善されるでしょう。
なんちゃってランナーとしては無料版の「Nike+」でも十分過ぎるけど、せっかく買ったので、しばらくは「Runtastic Pro」を使ってみます。
気になるGPSは?iPhoneので十分
iPhoneのGPSは精度が低いという印象だったんだけど、先日の「柏崎潮風マラソン(ハーフ)」で使ってみた感じは、誤差は大きいところでも20mくらいだったように思えた。これくらいなら問題無いでしょう。コースを記録するにはiPhoneを持って走らなければならないけど、一回キャリブレーションを行うと、Apple Watchだけでもそこそこ距離やペースの測定はできるようなので、たとえばフルマラソンで「音楽なんか聴かずにiPhoneも持たずにガチで走るぜ」っていうような人以外は、iPhoneを持って音楽を聴きながら走るってので十分ではないか。その点でもiPhone6Plusを6に替えたのは正解だった(いらん出費となってしまったけど)。
「より精度の高いGPSで測定しながら、音楽も聴かずにiPhoneを持たないで走るんじゃ!」ということになったら、そのときはGARMINを検討しようっと。
総括:今のところは大変満足
というわけで、まず通常での使用に関しては、iPhoneのコントローラーとしての使用なのに、意外と便利で手放せなくなる。だんだん愛着が湧いてくるから不思議だ。バンドもミラネーゼループを買ってしまったので、通常はこれにして走る時だけスポーツバンドをつければ良いと思うけど、そのうちスポーツバンドだけになっちゃうかな?
ちなみに、バンドの交換は簡単。器具は必要無し。ミラネーゼループは、腕に巻く時に磁力でピタッと付くので感動します。
とにかく、バンドの重要性は高い。Apple Watchの成功は、バンドによるものが大きいのではないかと言えるほど。
他の人のレポートにはネガティブな指摘もあるけど、発売し始めた頃のiPhone3GのiOSなんか酷かったもんねえ。メールを打つとき、文字変換するのに4秒ぐらい待たされたり、最初はコピーもできなかったし。それに比べりゃ、この完成度は驚きでしょう。
なんちゃってランナー&iPhoneユーザーのビジネスマンとしては、十分使える愛器となりそう。
でも、やっぱりCITIZEN ATTESAも腕に付けたくなるんだよなあ。
まあ、腕時計を複数持って使い分けている人はたくさんいるわけだし、その気になれば腕時計は左に、Apple Watchを右腕にしても良いわけだ(本当にやるかどうかは別にしてね)。