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【都知事選が終わって】もう投票しなくても良いんじゃないか〜自民党は負けて勝つ

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都知事選が終わって、いろいろと総括とか分析が出てきていますね。

小池百合子新都知事

小池百合子新都知事

しかし、いい加減投票箱を開けずに当確打つのはやめませんかね。せめて開票率50%までは当確を打たないとか決めてもらえないもんかなあ。情報分析報道でもう決まったように報じられて、8時きっかりに当確打っていたんじゃ、投票はいらんでしょう。今まで投票率を上げようと頑張ってきたけど、こんなの見ていると「もう投票行かなくても良いんじゃないか。マスコミの情勢調査で決めちゃえば?」と投げやりにもなってくる。

冒頭解散は無し、不信任案なんて出せるわけがない

ここでは結果論でどうのこうのは書かない方針だけど、みんな大好き長谷川豊師匠が例によって「一週間前には結果を予想していた」とドヤ顔で(実際の顔は見えないけど)書いていたので、それに習ってちょっと書き留めておこうと思います。しかし、「一週間前には自分は予想していた」って、みんなわかっていたのにね。なんなんだ、この人は。

一昨日の土曜日に、私は以下のようにFacebookに書きました。

ひとつ不思議なのは、小池百合子さんが当選すると都議会が変わると思っている人がいるけど、何ででしょう?
都議会の構成は変わらず、自民党が第一党で、小池さんも自民党。なんで離党してから出なかったんでしょうね。
来年の都議選で内田茂氏が当選すればドンは健在。
小池さんが、都議会自民党と真逆な政策をガンガン出せるかといえば、より自民党的な政策が出てくるんじゃないの?
さっぱりわからん。
他に小池さんが良い、という理由があれば別だけどね。「当選したら化けるかも?」という期待なのかな?

さすがに、これは普通に想像できるだろうということで、ほとんど投稿していないTwitterには以下の投稿をしました。

なぜ、自民党本部としては大勝利になるかというと、ポイントは安倍さんの応援演説キャンセルにあるわけです。

なぜ安倍晋三自民党総裁は増田寛也候補の応援に入らないのか
もうひとつ。小泉進次郎くんも応援に入っていないんですね。これもググると幾つか指摘が見つかります。
これは、勝利をあきらめて次に可能性をつなごうとしたとも考えられます。
要は、安倍首相と小池知事の直接対談の余地を残しておく、と。

自民党は負けて勝つ

さて、ここからがまるっきりの推測なので、当たるも八卦当たらぬも八卦といったところ。

選挙結果(asahi.comより)

選挙結果(asahi.comより)

まず、都議会の冒頭解散は無し。解散は議会が不信任案を出して可決しなければならないんだけど、出す理由がない。これは最初からわかっていたこと。だって、新しい知事が就任したばかりで、まだ何もやっていないのに不信任案なんか出せるわけ無いでしょう。

本来は、自民党都連会長の”ノビテル”こと石原伸晃氏と、「都議会のドン」こと内田茂氏が辞任すべきで、都連はこれができるかどうか。でも、昨夜の二人の情けなさを見ていると、ギリギリまで辞任しないように粘るんでしょうね。

ここで安倍さんの応援無しが効いてきて、自民党本部は小池知事との関係修復に乗り出すでしょう。そうなるとますますノビテル&ドン内田は追い込まれて党の職を辞任せざるをえなくなる。内田氏からしたら、1年後の都議選にまた当選すれば良いわけで、すでに悪役キャラが爆発しているので、早めに落ち着かせたいところ。

菅官房長官や党の幹部は立場上応援に入っただけなので、結果を見て態度は変わる。そして、安倍さんと小池知事が直接やりとりして手打ちする。小池知事は自民党籍のまま。すると、都議会自民党はあっという間に小池知事与党となる。そうなると公明党もコソッと与党になってしまう。

今後、小池知事がオリンピック利権にどれだけ踏み込むかで、ドン内田との闘争が続くかどうか決まるけど、予算の精査はするので、多少の緊張感を保ったまま議会運営が進められることになるでしょう。

そうなると、知事与党は自民党、公明党と「自由を守る会」ということになり、選挙前よりも大きな与党勢力が誕生してしまう。

これに関しては、「知事を支援するけど自民党とは一緒にやりたくない」はずの「自由を守る会」の上田令子さんや音喜多駿くんに直接効いてみたいところ。

鳥越さんは芸能人 そして、あのレイシストは?

小池新知事以外にもに少し言及しておきます。

鳥越さんのことをあれこれ言う投稿も多いけど、彼をジャーナリストだと思うからいろいろ言いたくなるわけです。彼はジャーナリストではなく芸能人。だからスキャンダルや政策の薄さも許されるということではないけど、彼がオーマイニュースの編集長だったころを横から見ていた経験からすると、最初から芸能人だということで扱っていたら、いろいろと変わってきたのになあ、と思った次第。

勝谷誠彦の××な日々。』では、4位と5位は上杉隆さんと桜井誠さんだと予想して、それは分かりやすかったけど、桜井氏は意外と得票が少なかった。前回の参院選で”タモさん”こと田母神閣下が取った60万票を考えれば、20万票くらいは取れても良さそうに思えた。今回桜井氏は、ポスターや政見放送などではレイシスト色を控えていたので、もっと行けるかと思ったけど少なかったなあ。タモさん票が小池さんにも流れたということか。

4位以下はもっと取れても良さそうなのに取れなかったのは、報道が最初から「主要3候補+泡沫」といった扱いをしていたのが大きいでしょうね。投票日直前にネタが無くなってきてから4位以下の政策も取り上げ始めたけど遅すぎ。あれじゃ、よほど候補者本人を知っているか、物好きじゃなければ入れようと思わない。上杉氏を筆頭に、かなり頷ける政策も出ていたのに、もったいない。密かに注目していた武井直子さんは、3000票も行かないかと思っていたら、4,605票だった。

事前調査や最初に書いた8時きっかりの当確も含めて、マスコミは猛省が必要だと思うんだけど、反省なんかしないだろうなあ。

 

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