先週は「30年ぶりの風邪か?」というエントリーになったわけですが、熱は火曜日には下がり、他に風邪らしい症状が無く、それでも酷い頭痛が続き、木曜日には首筋まで痛くなったので、マッサージに行ってみました。
マッサージしてくれたお姉さんが「すごい肩こりですね」と。今まで肩こりなんて意識したことなかったのでビックリ!
少し頭痛は緩和されたけど、また明け方に頭痛で目が覚めることになったので、土曜日に内科に行くと、話を聞いたドクターが「ちょっと肩揉んで良いですか?」と言って、肩をグイッと押したとたん
「おお、これは肩こりが原因ですよ」
まさかとは思ったけど、それからすぐに実家(長野県東御市)に帰ってきてしまったので、一昨日、母が行く上田の鍼灸院で診てもらったら、「肩こりですね。脇と胸の痛みは、おそらく肋間神経痛でしょう」とのことだった。さらに昨日再度診てもらったら「帯状疱疹になりかけているみたいです」と。なんじゃそりゃ。
なんだかわからないけど、免疫力が落ちているようなので、病院でしっかり診てもらってきます。
そういえば、人間ドックも10年以上やってないなあ。
今回も投票日前に結果判明
最近、大きな選挙では調査会社の情勢調査が正確性を増していて、投票日前に結果がわかってしまう。投票日の数日前に「自公300議席に届く勢い」「立憲民主党躍進」「希望の党失速」「共産党議席減か」といろいろ報じておいて、投票日に「国民の審判はどう下されるか」って、「バカにするな」と言いたい。
今度は、この情勢調査について WEBRONZAに掲載されました。
選挙の楽しみを奪うあまりに早い予測報道。有権者は〝正確な〟調査とどう向き合うか』(WEBRONZA)
今回は無料で読める記事になっているので、ぜひ読んでみてください。ネットメディアといっても、よくマスコミ系のメディアに掲載してくれたと思います。
激戦区なんて289選挙区中多くて50くらいでしょう。それ以外はマスコミが結果を発表してしまっているようなもの。当日の出口調査をそれまでの分析結果に加味して、8時と同時にテレビの特番で発表し、当確を打ち始める。まだ一票も開けていないのにだ。固唾を呑んで見守っている事務所のスタッフや支持者、開票立会人は、どんな気持ちで相手候補の「当確」を見るのだろうか。
それでも、衆院選は比例復活があるので、重複立候補している候補者は復活にかけることになる。そのために一票でも当選者に迫る必要があるので、投票に行くことは無駄ではないかもしれない。とはいえ、最近の情勢調査報道はやりすぎではないか。これでは、投票率が低レベルになってしまうのも頷ける。
マスコミの情勢調査報道を乗り越えて選挙への関心を持たせるアイデアは、記事に書いた以外のものも含めてこれからいろいろ考えていくとして、これからの国政の進み方を妄想してみる。
野党再編は立憲民主党を中心に今年中
まず、特に大きな政治的事件が無ければ、次の衆院選はオリンピック後でしょう。となると次の大きな選挙イベントは、再来年(2019年)の統一地方選と、その後の参院選。それまでに、自民党は野党分裂に助けられたと言っても圧勝には変わりないので、淡々と憲法改正やら何やらを進めていくでしょう。選挙期間中おとなしくしてくれていた北朝鮮との間でドンパチあるかもしれないけど・・・無いかな。どうも「やるやる詐欺」っぽくもあるしなあ。
野党はどうなるか。まず希望の党。
小池さんが今日帰国して何を言うかだけど、どちらにしても小池さんは終わっているので都政に専念するとして、希望の党は細野ー長島ー松原あたりでリニューアルを目指すような気がする。小池さん的には樽床さんを共同代表にしたいのかもしれないけど、樽床さんは比例単独でしかも単独1位だったし、待遇が他の議員から見てもわかりにくい。もう小池さんの思惑どおりにはいかない。
立憲民主党は、勢いのある中でしっかりした事務局を作っていくことになるけど、結局民進党と同じ顔ぶれの党となると、かなり不安を感じざるを得ない。枝野ー福山ラインでまったく新しい政党の形が作れるかどうか。順調に体制が作れれば、その後は立憲民主党を中心に再編が進むこととなるでしょう。枝野さんは「数合わせにしない」と言っていて、そのとおりだと思うけど、来るものは増える。
難しいのは民進党で、現状認識の甘い前原さんは実質的な解任になるとしても、存続させて希望の党からの出戻りを受け入れるか、分裂ー消滅させることになるか…たぶん存続させても非常に中途半端な位置づけになるので、リニューアル後の希望の党に一部移る以外は、立憲民主党に移って分党ー消滅ということになるのかな。
11月中には、参議院議員まで含めた新しい野党の構図が決まるでしょう。上に書いたことはあくまで妄想で、実際にどうなるかは蓋を開けてみないとわからないけど、最終的には有権者から見てわかりやすい形に収まるのではないか。
どんな大木でも命あるものはいつか尽きる
奇しくも、衆院選投票日に日本を駆け巡った台風の影響で、母校である上田市立清明小学校のシンボルとなっていた『神樹の木』が倒れた。樹齢は120年らしい。まさかあの木が台風の強風で倒れるなんて、誰も予想できなかったのではないか。根本からボキッといった大木を前にしても、不思議と小学校時代の思い出が蘇ってきて悲しいという感覚は無かった。45年以上前の思い出だったからだろうか。当然のように立っていたものが倒れるというのは、こんな気持なんだろうか。いつも無言で見守っていてくれた木だったからだろうか。
世の中には樹齢何百年なんて木はざらにある。だから神樹の木ももっと長生きできたのかもしれないけど、校庭に一本だけまっすぐに伸びた大木は、栄養も十分に摂れなかったかもしれないし、風の影響をもろに受けていたのかもしれない。
「どんな巨木であっても寿命はあるし、倒れるときは倒れる。しかし環境によっては、寿命を延ばすことは可能かもしれない」 そんなことを、横たわった真珠の木の空洞を見ながらボーっと考えていた。 何に役に立つのかわからないけど。