最近、流行りにはとんと疎い高橋です。
先日、初めて神戸に行ったわけですが、この歳になって「今更かよ」的な気分もあり、カップルや女子旅らしき若者を横目で見ながらポートタワーに登ったり、フラフラと散策したりしながら、「やっぱり横浜とは違うなあ」と感じていました。
東京にもどり、いろいろ雑用を片付けながら、4ヶ月ほど前に始めたギターの弾き語り練習(練習と言えるほどのものでもないのだけれど)をしていたところ、YouTubeで「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)の「恋」(星野源)を見つけ、急に弾きたくなって弾いてみました。
ところが、これが難しい!
YouTubeには多くのカバーがアップされていて、みなさん上手に演奏しているけど、私には無理だ。
と、あきらめかけたとき、
「今はダメだがいつか演る」
が突然浮かびました。そうなると、
「そっか。『逃げる』と『茂』をかけて、『茂は恥だが役に立つ』ってのもありだな。でも『恥』ってのはなんとかならんかな」と考えてしまいました。
で、誰かが考えただろうとググってみると
「茂は歳だが役に立つ」
が出てきたわけです。
これは、Twitterの大喜利「#逃げるは恥だが役に立つみたいに言う」で人気になった次の投稿でした。
茂は歳だが役に立つ#鉄腕DASH pic.twitter.com/rlx9Ecf10w
— えく (@eku_2386) 2016年12月21日
素晴らしい!
「茂」なんて名前は、すでに前世紀のモノと化してしまったわけだけど、全国の「茂」さんに生きる勇気を与えてくれたと、感涙にむせびました。
だって、「しげる」なんて名前、芸能人やアーティストでも
室井滋
矢崎滋
斉木しげる
泉谷しげる
松崎しげる
水木しげる
と、個性的な人ばかりしか思い浮かばないわけです。
まあ、首相の吉田茂とかマラソンの宗茂、スーパーマリオの宮本茂なんて同じ名前であることを誇れる人もいるけど、どうも「時代遅れ感」は半端なく感じてしまう。
それでも城島茂君の年季の入り方というか、ジャニーズらしからぬ「いぶし銀」感は好かれこそすれ、嫌われる要素はないわけで、そろそろ初老の域に入ってきて、親の介護だけではなく自分の介護も考えないとなあ、と暗くなっていた毎日に、一筋の光を与えてくれました。
38年ほど前、初めて一人暮らしを始めた頃、横浜市の電話帳を見たら同姓同名が40人も載っていたのでびっくりし、母に電話して「なんて『茂』なんてありふれた名前をつけるんだよ!」と怒ったことがありました。そのときの母の答えは「何言ってんの?良い名前だからみんなつけるんでしょ!」というもので、母はすでに「茂」は良い名前で役に立つ人が多い、ということを見越していたわけです。
しげるは歳だが役に立つ
今年は、これを座右の銘として生きていこうと思います。
全国の「しげる」さん、一緒に頑張りましょう。
どうぞよろしく、ご指導ご鞭撻のほどお願いいたします。