半蔵門
今日のゼミは6月26日以来の議員会館編。
世耕弘成参議院議員を特別講師として、広報や政治についていろいろ教わった。
私も会うのは久しぶりで、話すのは2年半ぶりぐらいかな。
何と言っても、まだ臨時国会が終わっていない時期に、しかも「倒閣」と言われる自民党若手の「速やかな政策実現を求める有志議員の会」の中心的メンバーとなれば、そう簡単には会えないと思っていた。
もともと6月頃に「そのうち」ってお願いしてあったのだが、その後麻生首相になり、政局が混迷を極めてきたので、11月に「臨時国会が11月末日で終わったら」ということにしてあった。
しかし、ちょうどこの時間が空いたそうで、私としては非常にラッキー!
いたってまじめに、広報について予定の40分を10分以上オーバーして熱く語ってもらった。
感銘を受けたのは、最後に「広報を目指す学生に、何か今後しておくべきこと+林業について」語ってもらったこと。
私は、一年にひとつ、外の人から見ても「これは世耕の成果だ」と言ってもらえるようなものをやることを目標にしています。 今までで自信を持って「これだ」といえるものは『緑の雇用事業』なんです。
ということだった。
彼のブログを見て、「たぶん緑の雇用事業には並々ならぬ思い入れがあるんだろうな」と思って最後に振ったのだが、見事にまとめてもらい、学生たちも非常に感銘を受けたようだった。
『緑の雇用事業』というのは、森林整備・育成のために、国がお金を出して都会から労働者を森林事業に送り込む制度。送り込むと言っても、生活支援だけでなく、教育や実習なども含めて、持続的な安定した労働力となるように国が支援する。また、雇用問題だけでなく、環境問題にもつながる事業だということだ。長野で田中知事がやろうとしたことにも関連する。私からすると「自民党らしからぬ、箱物ではなく“人”にお金をかける事業」で、公選法改正同様、党内からの批判もあったことでしょう。それでも「正しい」と思うことをやり抜く強さが彼にはあるのだ。顔は癒し系だけど(^^;
最後に私がゼミ生に「世耕さんは、自民党で唯一まともな議員で・・・」とまとめようとしたら、さすがに「そんなことないですよ」と焦っていたが(^^;唯一とは言わないまでも、真っ当な感覚を持った議員であることに間違いない。
今後もいろんな逆風に負けないでがんばってください。
ちなみに、例の若手・中堅議員の会は、決して倒閣運動ではなく、むしろ“逆“だということだそうです。麻生さんにしっかりしてもらって、強い自民党を取り戻したい、ということ。
本当にそう考えているかもしれないけど、実際は麻生さんが云々ではなく、やはり「自民党」というシステムが、もう終わりに来ているのだと私は思う。そうなると、世耕さんたちが一生懸命自民党のためにがんばっても、いずれ大きな節目が来るはず。その時にどう動くのか、注目していきたい。
予定時間を大幅に過ぎたので、慌ててタクシーに飛び乗り、事務所へ。
平安堂の平野会長と木佐さんが来社し、『新しい信濃の国』に関してのインタビューを行った。
夜は、平野さんと麹町で宮崎地鶏(^^)v
でも、入り口入ってすぐ横にそのまんま東知事の等身大のパネルってのはないだろう(^^;まぁ、しょうがないか。
いつもながら、飲み過ぎてフラフラ。
では、おやすみなさいzzz。