政治・行政 水曜の朝午前8時

都政に専念すると言っても終わったイメージしかない~そして希望の党は【水曜の朝、午前8時】

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先週は東京新聞にコメントが掲載され、週末には「PRESIDENT Online」に記事が掲載されたので、ちょっと浮かれてみたのですが、 BLOGOSに転載されたものに酷いコメントが山のようについて、すっかり意気消沈してしまいました。

なぜ立民はネット選挙で自民に勝てたのか(PRESIDENT Online)

ネット選挙でも「インスタ映え」が重要に(PRESIDENT Online)

確かに突っ込みたくなるようなタイトルや内容だし、そもそも「ネット選挙コンサルタント」なんておチャラけている肩書をつけてみたので、ひとこと言いたくなるのはわかるけど、それにしてもリテラシーの低さに唖然。もうちょっとよく読んでから反論なり指摘なりしろよな、と言いたくなったけど、そういう人に教えて理解できたとしても、たぶん意地になって自分のダメなコメントを認めないんだろうなあ、と思ったので放っておきます。

小池都知事の復活は

今まで、小池百合子都知事についていろいろ書いてきた。一貫して「胡散臭い」「信用できない」という主張だったんだけど、一回だけ期待したことがあって、それは希望の党を立ち上げて民進党と合流するとなったとき。もしかしたら政権交代の可能性もあるのでは、と思ってしまった。今にして思えば、それこそコメントで「よくそんなんでコンサルなんて言ってられるなあ」と100件くらい罵倒されそうだけど、結果として政権交代とならずとも、ちゃんとやっていれば自民党の議席をかなり減らすことはできたはずだった。あ~あ。

結局、小池さんの胡散臭さは変わりなく、希望の党の代表を辞任するというニュースも「そうだろうなあ」としか思えない。

小池氏、希望代表辞任へ都政に専念

希望の党の小池代表(東京都知事)は、党執行部人事が14日の同党の両院議員総会で決まることを受けて、代表を辞任する意向を固め、周辺に伝えた。

ほかのニュースでは、都民ファーストの候補者が5人中1人しか受からなかったことで、「都議選での勢いを失った」と報じているけど、実は都議選までは勢いがあったというわけでもない。

以前も書いたように(自民党は2つある〜都政と国政をごっちゃにしてはいけない)、小池さんが戦っていたのは「都議会自民党」。昨年の都知事選では自民党候補の増田寛也氏の応援に安倍総裁は入らなかったし、知事選挙後に安倍さんとは関係修復に動いている。

小池百合子都知事

しかし、都議選で大勝したことからまだ自分の人気が続いていると思ったのかもしれないし、特に豊洲問題が解決していないこともあって、オリーブの木構想にかけてみたのかもしれない。途中まではよかったのに、「排除」発言や候補者擁立がうまく進まないことから、自分の国政復帰を見送り、希望の党惨敗を招いてしまった。ここで凋落は確定的となった。

私は、若狭さんが進めていた候補者擁立が進まず、じれったくなった小池さんが出てきてちゃぶ台をひっくり返して候補者を立て始めたときに、無茶苦茶な候補の立て方を見て「本気で政権を取りに行く気があるのか」と思った。特に圧勝しなければならない東京での立て方は酷かった。6区で香川県を地盤にする候補を落下傘として立てたり、長妻昭さんへの刺客として都民ファースト代表の父親を立てたり、あきれるほどだった。そして惨敗。

インタビューを見ていると、「私に慢心があった」「めげることなく都民のために働く」と反省しているようなことを言っていて、そのとおりにやればいいのだが、本当だろうか。

小池さんが本気で都政に取り組めば、まだ復活の目はあるかもしれないが、豊洲でこれだけこじれて、オリンピックもまだ問題がある。待機児童とか満員電車とか、山のようにある東京の問題点に取り組んでいくときに、彼女の応援団となる都民ファーストの会所属の議員たちは活躍できるのだろうか。

小池さんの戦い方のスタイルは決まっている。巨悪を敵に回してひとりで立ち上がり、有権者の同情心を集めて、それを歓喜に変えていく。しかし、もうそれはできないので、スタイルを変えるしかないが、かなり難しい。

都議選のあとに都民ファーストの代表を退いたときには、「都知事の仕事に専念する」と言い、その舌の根も乾かないうちに国政進出を画策したことを考えれば、残り3年ほどの任期を都政に専念するとは考え難い。意外と小池都知事の寿命は短いのかもしれない。

都知事選は意外と近い?

小池さんに残されたのは、豊洲問題をしっかりと片付けて、オリンピックの準備を滞りなく進めること。その上でいくつかの都の問題に解決への道筋をつけること。しかし、それができるとは思えない。

根拠はいろいろあって、本人の資質やよく言われている「放り投げ」体質とか、小池さんの「周囲」の怪しさ。政治の世界なので、どこでどう転んでいくかわからない。しかし、国政に何か変化が起きたとしても、すでに都民の支持も失っている状況で、勝負を仕掛けても誰もついてこない。

今後、ますます孤独になって、周囲が離れていき、都民の支持率も下がっていくとどうなるのか。本当の勝負師であれば、起死回生のタイミングを狙って何か仕掛けるのだろうけど、今までの行動を見ていると、何もできないでしょう。

予想なんて外れるもんなんだけど、やはり小池さんには、もう終わってしまったイメージしかない。こうやってブログネタとして書いていても、全然面白くないもんなあ。

希望の党は都民ファーストを呑み込むところからやったらどうか

希望の党は、立ち直るチャンスが出てきたはず。でも一番の問題は、党のアイデンティティをイメージして引っ張る人もしくはグループがいないこと。玉木雄一郎代表は人柄も良いし、頭も良いんだけど、まだハイキングの班長ぐらいな感じ。目的地を決めて、雨が降ろうが槍が降ろうが、そこに向かって先頭で突き進むことができるかどうか。今後化ける期待を持ってエールを送るけど、敵は党内や民進党や立憲民主党ではなく、自民党だということを忘れないでほしい。なんなら都民ファーストを呑み込むところからやったらどうか。

いずれにしても、希望の党、民進党、立憲民主党の3党がこのままの状態で行くとは考えにくいので、年内にでも動きがあるでしょう。


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