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選挙での候補者PVは、新しい時代に入った

投稿日:2016年4月9日 更新日:


勝谷誠彦公式サイトのリニューアルを行ったり、今年選挙がある候補予定者のサイトリニューアルを行ったりしていて、なかなか自分のところまで気が回りませんが、先週から『勝谷誠彦の××な日々。』の週末のオマケメール「週報迂闊屋」に小さなコーナーを作って記事を載せるようにしました。こういう公のところに載せるとちょっとアレな内容を書いております。

さて、来週(12日)に告示を迎える衆議院北海道5区補選が熱くなっています。

京都3区の補選は、ゲス不倫がきっかけとなったために自民党の不戦敗が決定しているので、結果に関しては意外性はないんだけど、北海道は故町村信孝氏の弔い選挙として娘婿の和田義明氏が出てくるので、本来であれば和田氏楽勝のパターン。町村氏は決して選挙に強いわけではないけど、さすがに負けるわけはないだろうと思われた。事実、一ヶ月前くらいの情勢調査ではほぼ独走状態。

ところがなんと。告示前にして対抗馬で野党統一候補(予定者)の池田真紀氏がほぼ並んだという。

自民に激震 北海道5区補選「野党リード」で衆参W選断念も(日刊ゲンダイ 4/6)

日刊ゲンダイなので「野党リード」と多少盛っているけど、ほぼこの内容で間違いないでしょう。

なぜか?

それは「候補者の質」。つまり「タマの良さ」だということを勝谷のメールにはオマケとして書いたわけです。

で、そこには書かなかったけど、注目したこととしてPV(プロモーションビデオ)の質の高さがありました。

まずは、本来であればぶっちぎりで勝てるはずの和田義明氏。

プロが作った雰囲気は出ているけど、ちょっと古い。

出来合いの映像素材をいくつか繋げて、そこに和田氏のオリジナル素材を入れ、効果をつけて音楽で仕上げて一丁上がりって感じ。

別に悪くはないし、良く作られていると思うんだけど、まず音楽が古い。そしてせっかく「SCRUM!みんなでチカラを合わせて」というキャッチコピーが良いのに、それ以外のフレーズがことごとく古い。

「なんでグッと来ないんだろう?」と考えてみたら、たぶん和田氏が出てくるところは、ちゃんとシナリオがあって、「ここでお婆さんの手を擦る」みたいな感じになっていて、彼の「普段の姿」ではないんでしょうね。あくまでも推測だけど。だからそんな感じの画になってしまう。

たとえば・・・
なんで議員会館の前を歩いている映像が必要なのか?
なんで外国人と話している場所が赤プリのロビーみたいなところなのか。
撮影風景が目に浮かんじゃいます。

いや、繰り返すけど、悪いということではなくて「ちょっと前までよく見たなあ」というビデオなわけです。こういったビデオを制作している手慣れた業者さんがそこそこ頑張って作った感じ。関係者が読んでいたらごめんなさい。
もともとの支持者に見せて「おお、いいじゃん」と思わせるには良いけど、それ以外には広がらないでしょう。

そして、対抗馬の池田真紀氏。

どうでしょう。

僕は「上手いなあ」と思いました。女性(本人?)のバックショットから入るとか、自衛隊の車が一瞬映って、そのあとに「自衛官とその家族によりそう。」なんてキャッチフレーズ入れてくるなんざ、やるなあ。

今までの、お役所が作った観光ビデオとか事業案内ビデオから、MV(ミュージック・プロモーション・ビデオ)に変わった感じ。

まず音楽が良い。映像の構図も良いし、カットがわざとらしくない。以前紹介した柳川市の観光ビデオに少し通じるような雰囲気もあります(音楽も似ている)。「池田真紀さんてどんな人だろう?」と思っている人に見せるにはちょうど良い感じ。長さも。

彼女のショットも、膨大な時間を撮り続けて、その中から選んだんでしょうね。登場する人たちの笑顔が自然です。

こう書いてきても、「池田真紀のビデオにはシールズが出ているからダメだ」という人もいるんでしょうね。
そりゃ、候補者の好き嫌いは分かれるだろうけど、そんな話をしているのではなく、ビデオの質として明らかに池田氏の方が素晴らしいということ。

「候補者PVもここまで来たか」と。

おそらく、今後はこのようなビデオを制作する候補者が増えてくるでしょう。タマの良さは当然だけど、それをきちんと伝えるために使える技術はどんどん使い、手間をかけて、想いを込める。

選挙権年齢も下がることだし、候補者プロモーションは新しい時代に入っていくんだろうな。

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