政治・行政

『世代政党』を作ろう

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ここで、再度『世代政党』の考え方についてまとめておこうと思います。

もともと、この考え方は2008年に大学の非常勤講師を頼まれたとき、「何をやろうか」と考えた末に思いついたこと。

前年の2007年に平野稔さんと地域政党『新しい信濃の国』を立ち上げたときに、地域政党の必要性を感じたと共に、別の展開も考えたほうが良いと思った。

きっかけは大学生。
『電網参謀』にも書いたけど、私が講師をした市民講座に来ていた滋賀県の(偶然だろうけど、ここに不思議な縁も感じる)学生二人が、「僕達は政治に感心があるんだけど、学校内で話しても変人扱いされるだけなんです。どうしたら良いでしょうか」と質問してきた。

その時に「そりゃそうでしょう。でも、君たちと同じ思いの若者は全国にいる筈で、今はインターネットがあるんだから、全国の同じ思いの学生たちとつながれば良いんじゃない?」と言ったことがずーっと頭の片隅に残っていた。

そこで、ゼミを始めるにあたり、『世代政党』を作ってみようと思い立った。

地域政党はあくまでも地域。「大阪維新の会」は大阪であり、「日本一愛知の会」は愛知だ。地域特有の問題を政治活動で解決していくのが目的である。本来、地方選挙には国政政党よりも地域政党が候補者を立てるべき。国政政党が国の争いを持ち込むから、地方選挙なのに「消費税反対」とか「政権交代」などというピント外れのスローガンが主張され、その賛否が結果に反映されてしまったりする。

したがって、「大阪維新の会」の大阪での勝利は当然のことであり、同じステージに乗れなかった国政政党は負けるのである。

逆に言うと、地域政党が国政に進出するときにはそれ相応の主義主張と政策が必要であり、単に人気があるからといって近づく国政政党や、もてはやすメディアはそこを突かなければ、橋下人気、大村人気、石原人気だけが注目され、結果として国民の政治離れにつながる。

では『世代政党』とはどういうものか。

それは地域の壁を無くし、全国共通の問題を同じ意識を持つ人達が解決していこうというもの。

たとえば年金問題は、現在年金を受けている世代と、若者の世代とでは全く考え方が異なるはず。現在の爺婆は今の年金制度を維持しようとするが、このままでは今の若い世代が爺婆になったときに自分たちが年金が受け取れないという事態が発生する。

であれば年金制度を改革すべきなのに、若者世代の多くが政治にコミットせず、選挙にも行かないので、いつまで経っても解決せずに30年、40年先の破滅に向かって行くだけとなる。

そうならないためにも、若者世代の問題、言い方を変えれば30年、40年先の日本を考えるための政党を作ったほうが良いのではないか。現在の政党は、せいぜい10年先のことしか考えていない。「日本の将来」と言いながら結局既得権益を守ることが優先されているのが現状なのだ。

『世代政党』というからには、60代以上のための政党、「老人党」のようなものがあっても良いが、すでに現在の政党が「老人党」化しているために、特に作る必要性は感じない。しかし、20代やそれ以下、30代そして40代のために複数の政党が立ち上がるべきだ。

『世代政党』に参加するのはその世代の人たちだけでなくても良い。20代の世代政党に60のオッさんが参加しても良い。たとえば「日本の将来を考えて、票に重み付けをする。20代は1.2、30代は1.1、40代は1.0、50代は0.9、60代以上は0.8」という政策を出したときに、「その通りだ。それに賛同する」という60のオッさんやオバさんがいれば参加すれば良い。「俺が同じ世代の連中を説得する」という50のオッさんが参加しても良い。

『世代政党』は、地域の壁を取っ払うので、活動はインターネットを駆使して行われる。もちろんリアルな活動も必要だ。選挙は現在の選挙制度のもとで戦っていく間は、今までの選挙制度にあったやり方になるが、新しい選挙制度を提案していくのも活動の1つになる。

「政治には経験が必要だ」とか「社会知らずの若者に何ができる」という大人は多い。でも、そんな大人たちが税金のムダを放置し、放射能で日本を汚染することになり、世界の競争力をどんどん落としてきたのだ。

であれば、そんな大人たちに任せておいたら、30年、40年先の日本は無いかもしれない。

そのために、既存の価値観で作られた政党ではなく、全く新しい日本初、いや世界初の世代政党を作るべきなのだ。私はもう51になってしまったけど、もし20代、30代の『世代政党』が結成され、現在の既得権益や政治的常識をぶっ壊し、30年、40年先の日本のために活動するのであれば、全面的に支援したいと考えている。


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